セルリアンタワー能楽堂

古代編

  • 同日二部構成 古代編
  • 上演日時:2017年6月23日
  • 場所:東京都渋谷区
  • 会場:セルリアンタワー能楽堂
  • 席数:201席 動員数:200人

・上演の特徴

今回の上演は「古代編」と「未来編」の同時上演という初めての試みです。 「古代編」は、前回に御覧いただいたバージョンを短縮して上演します。「未来編」は、出演者をギリギリまで削り、能以上にシンプルな形での上演になります。 「イナンナの冥界下り」は、文字ができたばかりの頃の神話です。文字は「時間」を生み、「心」を生み、「論理」を生み、「道徳」を生み、「貧富」を生み、「男中心社会」を生み、それまでの世界を一変させました。 それは人類にとって、ひとつのシンギュラリティ(特異点)でした。いま、世界はAI革命による新たなシンギュラリティを迎えつつあります。 そのときに世界はどうなるのか、その予兆を感じさせるような上演にしたいと思っています。しかし、詞章(セリフ)は古代のものをそのまま(かなりカットしますが)使います。   未来編のイナンナ役は、アムステルダムを中心に世界中で活躍されているダンサー、湯浅永麻さん。さいたまトリエンナーレでの「HOME(向井山朋子:演出)」を御覧になられた方も多いでしょう。   未来編の音楽は能の笛(能管)と能の太鼓のみ。いままでとは全く違う舞台です。
(2017年4月27日 てんらい会員メールより)

出演者

  • イナンナ: 奥津健太郎 / 能楽師狂言方 
  • イナンナの声: 辻康介 / イタリア古楽歌手
  • エレシュキガル:  杉澤陽子 / 能楽師シテ方
  • エレシュキガルの声: 安田登 / 能楽師ワキ方
  • ニンシュブル: Junko☆ / ダンサー(実験道場) 
  • ネティ: 蛇澤多計彦 / ダンサー(実験道場) 
  • ニンシュブル・ネティの声: 玉川奈々福 / 浪曲師 
  • クルガラ: 奥津健一郎 / 子方 
  • ガラトゥル: 笹目美煕 / 子方 
  • 冥界の裁判官: 我妻良樹 / ダンサー(実験道場) 
  • 冥界の裁判官: 城ノ脇隆太 / ダンサー(実験道場) 
  • 冥界の裁判官: 蛇澤圭介 / ダンサー(実験道場) 
  • 冥界の裁判官: 平田雅大 / ダンサー(実験道場) 
  • 冥界の神女: Nadhiah 
  • 冥界の神女: coco☆ 
  • コロス: 大金智 / 大島淑夫 / 金沢霞 / 名和紀子

  • 音楽: 槻宅聡 / 能楽師笛方 
  • 音楽: ヲノサトル / 作曲・演奏 

  • 監修・翻訳: 高井啓介 / 大学教員